※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。料金・仕様は2026年9月21日時点の公式情報を確認しています。
Backlogは、2027年1月1日から料金プランを変更します。
これから導入する会社にとって重要なのは、単に「いくら値上がりするか」ではありません。確認すべきなのは、次の3点です。
- 何人で利用する予定か
- いくつのプロジェクトを管理するか
- セキュリティや管理機能をどこまで必要とするか
特に、15人以下か16人以上か、30プロジェクト以下か31プロジェクト以上かで、2027年以降に選ぶプランが変わります。
この記事では、現行プランと2027年の新プランを分けて整理し、これから無料トライアルを始める会社が何を確認すべきかを解説します。
先に結論
15人以下・30プロジェクト以下なら、2027年のエコノミープランが候補です。16人以上、または31プロジェクト以上で使う予定なら、ビジネスプラン以上を前提に予算を確認してください。
導入担当者が困るのは、料金表を読むことではない
導入担当者が上司や経理から聞かれるのは、「月額いくらか」だけではありません。
- 今契約したら、2027年にいくらになるのか
- 半年後に利用部署が増えたら、稟議をやり直すのか
- 取引先も招待したら、人数の上限を超えないか
- 類似ツールより高く見える場合、何の時間が減るのか
- 契約したのに現場が使わなかったら、誰が説明するのか
つまり、必要なのは料金表の転記ではなく、自社の人数と運用に置き換えた予算の説明です。この記事では、上司に「なぜそのプランなのか」を説明できるところまで整理します。
2026年に契約するときの時系列
- 2026年12月31日まで:現行のスターター・スタンダード・プレミアム・プラチナを新規契約できる
- 2027年1月1日:新規契約はエコノミー・ビジネス・プロフェッショナルへ切り替わる
- 2027年1月1日以降の最初の契約更新日:2026年中に契約した会社も、条件に応じて新プランへ移行する
年内に契約するメリットがあるかは、契約日だけでは決まりません。稟議には、「現行契約時の金額」と「最初の更新後の想定金額」を並べて記載するのが安全です。
Backlogの料金は2027年1月から3プランに変わる
2026年12月31日で、現在のスターター・スタンダード・プレミアム・プラチナの新規契約は終了します。
2027年1月1日から始まる有料プランは、次の3つです。金額はすべて税抜です。
| 2027年の新プラン | 月払い | 年払いの月額換算 | ユーザー数 | プロジェクト数 | ストレージ |
|---|---|---|---|---|---|
| エコノミー | 21,000円/月 | 19,950円/月 | 15人 | 30 | 30GB |
| ビジネス | 36,300円/月 | 34,485円/月 | 無制限※ | 無制限 | 100GB |
| プロフェッショナル | 100,000円/月 | 95,000円/月 | 無制限※ | 無制限 | 300GB |
※安定した運用のため、最大10,000人までが推奨されています。年払いは月払いより5%割引です。
無料プランも継続しますが、2027年1月1日から新しいフリープランのユーザー上限は10人から5人へ変わります。
自社に置き換えると3つのケースで予算影響が異なる
次は税抜の月払い料金で比べた例です。機能要件によって選択は変わりますが、「人数とプロジェクト数で予算がどう変わるか」を考える材料になります。
| 利用イメージ | 2026年の候補 | 2027年の候補 | 月額の差 | 担当者が確認すること |
|---|---|---|---|---|
| 8人・4プロジェクト | スターター 2,700円 | エコノミー 21,000円 | +18,300円 | 必要機能と将来の案件数に見合うか |
| 12人・20プロジェクト | スタンダード 16,000円 | エコノミー 21,000円 | +5,000円 | 15人・30件の上限を1年以内に超えないか |
| 20人・10プロジェクト | スタンダード 16,000円 | ビジネス 36,300円 | +20,300円 | 利用対象者を絞るのか、全員で使うのか |
特に情報システム担当者が見落としやすいのは、社外メンバーです。制作会社、協力会社、業務委託先も日常的に利用するなら、社内の従業員数だけでは判断できません。
2026年中に選べる現行プラン
2026年12月31日までは、現在の有料プランを新規契約できます。こちらも税抜表示です。
| 現行プラン | 月払い | 年払いの月額換算 | ユーザー数 | プロジェクト数 | ストレージ |
|---|---|---|---|---|---|
| スターター | 2,700円/月 | 2,565円/月 | 30人 | 5 | 1GB |
| スタンダード | 16,000円/月 | 15,200円/月 | 無制限※ | 100 | 30GB |
| プレミアム | 27,000円/月 | 25,650円/月 | 無制限※ | 無制限 | 100GB |
| プラチナ | 75,000円/月 | 71,250円/月 | 無制限※ | 無制限 | 300GB |
現行プランを2026年中に契約しても、その料金がずっと続くわけではありません。既存契約は、2027年1月1日以降の最初の契約更新日に新しいプランへ移行します。
そのため、年内に契約する場合も、2027年以降の料金を含めて社内予算を組むことが重要です。
現行プランから新プランへの移行
現在の契約者は、利用中のプランと人数・プロジェクト数によって対応が変わります。
| 現行プラン | 2027年以降の扱い |
|---|---|
| スターター | 利用状況に合わせて、新プランへの変更を検討する必要あり |
| スタンダード(15人以下・30プロジェクト以下) | エコノミーへ自動移行。基本的に現在と同等の機能を利用可能 |
| スタンダード(16人以上、または31プロジェクト以上) | 自動移行されないため、ビジネスまたはプロフェッショナルへの変更が必要 |
| プレミアム | ビジネスへ自動移行。基本的に現在と同等の機能を利用可能 |
| プラチナ | プロフェッショナルへ自動移行。基本的に現在と同等の機能を利用可能 |
フリープランを6〜10人で利用している場合、既存メンバーは引き続き利用できます。ただし、新しいメンバーを追加できなくなります。
新規契約ではどのプランを選べばよいか
3つの質問で候補を絞る
- 2027年中の利用者は15人以下か
- 2027年中のプロジェクト数は30件以下か
- SSO、ログ、IP制限など、高度な管理要件があるか
1と2がどちらも「はい」で、3が「いいえ」なら、まずエコノミーの条件でトライアルします。1か2のどちらかが「いいえ」ならビジネス以上、3が「はい」ならプロフェッショナルとNulab Passを含めて確認します。
ただし、境界線上の会社は今の人数で決めないでください。14人や30プロジェクトで始めると、1人・1案件の追加で上位プランの検討が必要になります。
15人以下・30プロジェクト以下ならエコノミーを基準にする
小規模な会社や、一部門だけで利用する場合は、まずエコノミープランの範囲に収まるかを確認します。
ただし、現在は10人でも、半年後に他部署や外部パートナーを追加して16人を超える可能性があるなら、最初からビジネスプランの費用も稟議に含めておいたほうが安全です。
16人以上、または31プロジェクト以上ならビジネスを基準にする
どちらか一方でもエコノミーの上限を超える場合は、ビジネスプランが候補になります。
「利用者は少ないが、顧客や案件ごとにプロジェクトを分けたい」という会社は、人数より先にプロジェクト数が上限に達する可能性があります。
トライアルでは、現在の案件数だけでなく、1年間で増えるプロジェクト数まで試算してください。
高度なセキュリティ・管理要件があるならプロフェッショナルも確認する
厳格なアクセス管理や監査対応が必要な会社では、金額だけでプランを決められません。
情シス・セキュリティ担当者と、次の項目を先に確認します。
- IPアドレス制限
- 2段階認証の必須化
- アクセスログ・監査ログ
- SAML認証(SSO)
- 入退社時のアカウント管理
- セキュリティチェックシート
機能によっては、Backlogのプランに加えてNulab Passの検討も必要です。契約前に公式の料金表とセキュリティ資料で最新条件を確認してください。
「人数無制限だから安い」とは限らない
Backlogのビジネス・プロフェッショナルは、ユーザー数に応じた従量課金ではなく、プラン単位の定額料金です。
そのため、人数が多い組織では1人あたりの費用を抑えやすくなります。一方、16人になった直後の小規模チームでは、エコノミーからビジネスへ上がる影響が大きくなります。
比較するときは月額だけでなく、次の費用も含めてください。
- 進捗確認に使っている時間
- 会議で状況を集める時間
- Excelやチャットから情報を探す時間
- メンバー追加時の教育時間
- 複数ツールを併用する費用
「利用料が安いか」ではなく、現在の管理コストをどれだけ置き換えられるかで判断する必要があります。
稟議では「月額」より「改善する時間」を先に置く
例えば、5人のリーダーが毎週2回、15分ずつ進捗を聞き回っているなら、週間2時間30分、月で約10時間です。これに会議資料作成、チャットの検索、Excelの更新を加えると、「管理のためだけに使っている時間」が見えてきます。
この時間が月額料金に見合うかをトライアルで測ると、稟議が「ツールを買いたい」という要望ではなく、「毎月失っている時間を回収する」という話に変わります。
30日間の無料トライアルで確認すること
どのプランも30日間無料で試せます。支払い情報の入力は不要で、正式登録時にプランを選び直せます。
料金表を見ただけで契約を決めるのではなく、実際の案件を1つ使って次の項目を確認してください。
- 何人が日常的に利用するか
- プロジェクトをどの単位で分けるか
- 課題登録を現場が負担なく続けられるか
- 「進捗どうですか?」という確認が減るか
- 必要なガントチャート・権限・セキュリティ機能が使えるか
- 外部パートナーを含めた運用ができるか
詳しい検証方法は、Backlogトライアルで何を確かめれば正解?で解説しています。
よくある質問
2026年中に契約すれば、現行料金を維持できますか?
維持できるとは限りません。既存契約も、2027年1月1日以降の最初の契約更新日に新しいプランへ移行します。年内に契約する場合も、新プランの料金を前提に予算を確認してください。
2027年のエコノミープランは何人まで使えますか?
15人までです。プロジェクト数は30件、ストレージは30GBです。16人以上、または31プロジェクト以上で使う場合は、ビジネスプラン以上を確認してください。
フリープランはなくなりますか?
フリープランは継続します。ただし、2027年1月1日からユーザー上限が10人から5人へ変更されます。
無料トライアル中のデータは契約後も残りますか?
公式案内では、無料トライアル中のデータを正式導入後も引き続き利用できます。最初から実案件で試すと、そのまま本運用へ移行しやすくなります。
無料トライアルではどの機能を使えますか?
選択したプランの機能を利用できますが、アクセスログやセキュリティチェックシートの提供など、一部対象外があります。試したい機能が決まっている場合は、開始前に公式ページで対象条件を確認してください。
まとめ:2027年の人数とプロジェクト数から逆算する
Backlogの新プランは、2027年1月1日から始まります。
- 15人以下・30プロジェクト以下ならエコノミー
- 16人以上、または31プロジェクト以上ならビジネス以上
- 高度なセキュリティ・管理要件があるならプロフェッショナルやNulab Passも確認
2026年中に契約する場合も、現行料金だけで判断してはいけません。2027年以降の利用人数、プロジェクト数、必要な管理機能まで含めて検討してください。
最も確実なのは、実際の案件を使って30日間試し、必要なプランを確認することです。