Backlogで複数のプロジェクトに関わっていると、すべてのタスクや課題を効率よく管理することが重要です。この記事では、APIを使わずにBacklogの標準機能を活用して、複数のプロジェクトを横断的に把握する方法を詳しく解説します。日々の業務が多岐にわたる方にとって、Backlogの「課題の検索」機能を活用することで、タスク管理をスムーズに行うためのヒントが得られます。
ユーザーにとっての効率的な課題管理
Backlogを活用して、すでにBacklog上で多くのプロジェクトが管理されている場合、プロジェクトを横断して課題を簡単に把握することができます。APIを利用せず、標準機能を使うことで効率的に状況を確認できるため、タスク管理が大幅に改善されます。
複数プロジェクトに関わると、それぞれの課題を管理する手間が増えます。1つ1つのプロジェクトを開いて確認するのは非効率です。ですが、Backlogの機能を正しく活用することで、すべてのプロジェクトのタスクを一目で確認し、必要なアクションを迅速に取ることができます。特に、APIを利用せずに標準機能だけで運用する方法は、導入が簡単で誰でもすぐに活用できる点が魅力です。
「課題の検索」機能で複数プロジェクトのタスクを効率的に把握する
Backlogで複数のプロジェクトに関わっていると、各プロジェクトの課題を個別に確認するのは時間がかかります。しかし、「課題の検索」機能を利用することで、複数プロジェクトにまたがる課題を一括で確認できます。
次のようなシナリオを考えてみてください。あなたが関わる5つのプロジェクトがBacklog上で運用されているとします。各プロジェクトの課題を確認するために、毎回異なるプロジェクトを開いて状況を確認するのは非常に手間がかかります。これを「課題の検索」機能で一元管理することで、状況確認の効率が大幅に向上します。
具体的な操作手順
Backlogの画面ヘッダーに表示される三点リーダーアイコンをクリックし、メニューから「課題の検索」を選択
課題の検索画面が表示されると、自身がアクセスできるすべてのプロジェクトを含んだ課題一覧が表示されます
フィルター機能を活用して、担当者、ステータスなどの条件で課題を絞り込み、必要な情報を素早く確認できます。
この機能を使うことで、自分が担当しているタスクだけでなく、他のメンバーの進捗状況も含めて一目で把握可能になります。ミーティング前やプロジェクトの締め切り前に、すべてのプロジェクトの最新の課題状況を確認し、適切なアクションを取ることができるようになります。
カスタム属性の扱いに注意
注意すべき点として、「課題の検索」機能で表示される課題一覧の項目はあらかじめ設定されている標準の属性です。プレミアムプラン以上で設定できるカスタム属性の表示やフィルタリングはできません。プロジェクトごとに独自で設定されたカスタム項目を検索結果に表示したい場合には、別途APIを利用する必要があります。
さっと誰かの課題を定量的に把握するなら「課題の検索」機能だけで十分
通常の業務においては、課題の状態や期限、担当者などの標準的な属性だけで十分に管理できることが多いため、APIを使う必要がないケースも多いです。例えば、以下のような場合には、標準機能のみで十分対応可能です:
- タスクの進捗状況をざっと確認したい時
- 各プロジェクトの優先課題や期限切れのタスクを確認したい時
もし、より詳細な課題の管理や分析が必要な場合は、APIの利用も検討してみるとよいでしょう。APIを使ってカスタム属性を取得することで、プロジェクトごとにより深い分析やレポート作成が可能になります。詳細な情報を取得したい場合には、APIを活用した高度なプロジェクト分析の記事を参考にしてみてください。
まとめ:Backlogの「課題検索」で複数プロジェクトを簡単に把握しよう
Backlogを使ってすでに運用されているプロジェクトが多い場合、「課題検索」機能を活用すれば、APIを使わなくても複数プロジェクトの状況を簡単に把握できます。
フィルター機能を駆使して、担当者やステータスで絞り込み、効率的にタスク管理ができるため、チーム全体の進捗確認やタスク調整がスムーズに進みます。何度も利用する場合は、この検索結果画面のURLをお気に入りに保存しておくと、毎回のアクセスが簡単になるのでおすすめです。