ガントチャートのURLパラメータを使ったカスタマイズ方法

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ガントチャートの魅力とは?

ガントチャートは、プロジェクトの進行状況を一目で把握できる優れたツールであり、プロジェクト管理において不可欠です。

ガントチャートは、プロジェクト管理において視覚的に進行状況を把握するための重要なツールです。

各タスクの開始日や終了日を直感的に確認できるため、チームメンバーやプロジェクトマネージャーが全体の進捗状況を迅速に理解できます。

特に、大規模なプロジェクトでは、ガントチャートを利用することで、課題のスケジュール調整やチームメンバーの負荷管理が容易になります。

2024年8月時点で、BacklogのガントチャートのUIは古いバージョンと新しいバージョンがあります。ここでは、新しいバージョンのUIをベースに説明していきます。

Backlogでは、新しいUIが導入されており、これによりプロジェクト管理がさらに効率化されています。この新UIでは、課題の種別や状態、カテゴリー、マイルストーン、担当者をプルダウンメニューから選択することで、特定の課題だけを視覚化できます。これにより、プロジェクトの進行状況をより細かく、かつ的確に把握することが可能です。

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新しいUIでのガントチャートの使い方—プロジェクトの課題を効率的に絞り込む

Backlogの新しいUIを利用することで、プロジェクトの課題を効率的に絞り込むことができます。

Backlogの新UIでは、ガントチャートがさらに使いやすくなりました。課題の種別、状態、カテゴリー、マイルストーン、担当者をプルダウンで選択するだけで、特定の課題だけを表示できます。この機能により、プロジェクトの中で重要な部分だけを視覚的に捉え、効率的な課題管理が可能です。

例えば、あるチームが特定のマイルストーンに対してどのような進捗をしているかを確認したい場合、ガントチャートを活用することで簡単に把握できます。

新しいUIのプルダウンメニューを使って、特定のマイルストーンやカテゴリーに絞り込むことで、その部分にフォーカスしたガントチャートを作成できます。この方法を用いることで、プロジェクト全体の進行状況を見失うことなく、必要な情報を素早く取得できます。

URLパラメータを使ってガントチャートを複数選択でカスタマイズする

URLパラメータを変更することで、ガントチャートのプルダウンメニューを複数選択できるようになります。

実際のプロジェクト管理では、複数の担当者やカテゴリーを一度に表示したい場合があります。Backlogの標準機能では、これを行うことはできませんが、URLのパラメータを編集することで、この問題を簡単に解決できます。これにより、特定の条件に基づいたガントチャートをカスタマイズし、プロジェクト管理をより効率化することが可能です。

URLのパラメータを修正して、複数の担当者やカテゴリーを選択することで、特定のチームやプロジェクト全体の課題を一目で確認できます。

例えば、プロジェクトに関わる複数のチームがあり、それぞれのチームの進行状況を同時に確認したい場合、URLのパラメータを編集することで、これを実現できます。このURLをブラウザのお気に入りに登録しておけば、いつでもその設定でガントチャートを開くことができます。

具体例でみていきます。

以下の課題リストは、適当に作ったタスクチケットです。このチケットにカテゴリーが企画、分析、開発、運用のいずれかを設定し、マイルストーンがmilestone_1, milestone_2, milestone_3のいずれかを設定します。

この課題リストをガントチャートのマイルストーンでグルーピングしてみてみます。

そうすると、マイルストーンに紐づいているすべてのタスクが表示されます。このマイルストーンには、企画部署や分析部署を想定して、他部署のタスクも紐づいています。そうすると、各部署で指定のマイルストーンに絞ったり、マイルストーンの中で複数指定のカテゴリーに絞ってみたいユースケースが出てくるはずです。

しかし、Backlogのガントチャートでは、各絞り込みの要素であるカテゴリやマイルストーンを1つしか選択できません。これでは部署横断のプロジェクト、むしろそのようなプロジェクトの方が多いかもしれませんが、部署毎にタスクを見たい上記にユースケースに対応できません。

画面操作では対応できませんが、上記のユースケースに対応できる方法があります。

それがタイトルで書いた通り、URLをカスタマイズして指定のカテゴリやマイルストーンを絞ってガントチャートを表示する方法です。

試しに、カテゴリー「企画」、マイルストーン「milestone_1」に絞ったガントチャートを見てみます。

このときのURLを見ると、

https://yourdomain.backlog.com/gantt/TP?span=6&scale=days&grouping=2&categoryId=1469361&milestoneId=1066181

categoryId=1469361 がカテゴリー「企画」、milestoneId=1066181がマイルストーン「milestone_2」を表しています。これらに絞ってガントチャートのタスクを表示しています。

これに追加して、カテゴリー「分析」、マイルストーン「milestone_3」を追加します。そうするとURLは、

https://yourdomain.backlog.com/gantt/TP?span=6&scale=days&grouping=2&categoryId=1469361&categoryId=1469362&milestoneId=1066181&milestoneId=1066182

categoryId=1469362 とmilestoneId=1066182 がそれぞれ、分析、milestone_3を表しています。このURLで表示されるガントチャートは以下です。

これで複数のカテゴリーやマイルストーンを指定してガントチャートで確認することができます。

ガントチャートURLパラメータの共有と保存の注意点—開始日パラメータに要注意

ガントチャートのURLを共有・保存する際には、開始日パラメータに注意が必要です。

ガントチャートのURLを共有する際、特に注意すべき点があります。ガントチャートを開く際に、開始日がその日の日付で自動的に設定されるため、URLをそのまま保存すると、開始日が過去の日付になることがあります。これにより、他のメンバーがURLを開く際に、過去の進行状況が表示されてしまう可能性があります。

URLから開始日のパラメータを除外して保存することで、常に最新の状態でガントチャートを確認でき、手間が省けます。

例えば、プロジェクトメンバーに共有するURLから開始日のパラメータを除外しておくことで、常に最新の進行状況を表示することができます。これにより、毎回開始日を手動で修正する手間を省き、プロジェクト管理をスムーズに進めることができます。

具体例を出すと、ガントチャートを開くと、その日の日付が「開始日」に設定されます。

(開始日パラメータ除外前)
https://yourdomain.backlog.com/gantt/TP?span=6&scale=days&grouping=2&startDate=2024%2F10%2F14&categoryId=1469361&categoryId=1469362&milestoneId=1066181&milestoneId=1066182

ここに、「startDate=xxxx」というパラメータが追加されていますね。これがその日の開始日を表しています。この例だと2024年10月14日が開始日に設定されます。このURLままブックマークしたり、どこかにこのURLリンクを保存してしまうと、次にこのURLを呼び出したとき、開始日がどんどんその日から古い日付に変わっていきます。そのため、カスタマイズされたURLから「stargDate=xxxx」を削除して保存するようにしてください。

(開始日パラメータ除外後)
https://yourdomain.backlog.com/gantt/TP?span=6&scale=days&grouping=2&categoryId=1469361&categoryId=1469362&milestoneId=1066181&milestoneId=1066182

ガントチャートURLのパラメータを適切に管理し、効率的にプロジェクトの進行状況を確認できるようにしましょう。

まとめ: URLパラメータを活用したガントチャートの最適な利用法

ガントチャートのURLパラメータを活用することで、Backlogをより効果的にカスタマイズし、プロジェクト管理を最適化できます。

プロジェクトの進行状況を複数の視点から効率的に把握するためには、ガントチャートのカスタマイズが非常に重要です。URLパラメータを使えば、標準機能では対応できない複数選択を実現でき、現場での使い勝手が向上します。

URLパラメータを適切に設定し、保存しておくことで、チーム全体が効率よくガントチャートを利用できます。

URLパラメータを利用したガントチャートのカスタマイズは、プロジェクトの進行管理において非常に効果的です。これにより、プロジェクト全体の進行状況をより正確に把握でき、チーム全体の生産性向上につながります。

ガントチャートのカスタマイズを行い、プロジェクト管理をさらに効率化しましょう。

プロジェクト管理を成功させるためには、効率的なツールの活用が不可欠です。ガントチャートのカスタマイズを通じて、プロジェクト管理をさらに強化し、成功へと導きましょう。

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