“聞いてませんでした”が出た瞬間、めんどくさい:伝わる伝え方の土台づくり

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「言いましたけど?」vs「聞いてませんでした」の地獄

「●●の件って、前に言ったよね?」

「え?それ、初めて聞きましたけど?」

──これ、誰しも一度は経験してるんじゃないでしょうか。

たしかに2回くらい言った気がするんだけど、相手はキョトン顔。
どっちが正しいとか、証拠があるとか、もはや関係ない。
残るのは、気まずさとモヤモヤだけです。

この“ズレ”が続くと、チームの空気がギスギスします。
「何回言わせるんだよ」「また言い忘れてるじゃん」みたいな不信感が静かに積もっていく。

何が問題かというと、「言った」は自己満足、「伝わった」は確認済みの事実ってこと。

たとえば、あなたが「あの件、もう対応済みだから」と伝えたつもりでも、
相手が「え?どこ情報ですか?」って返してきたら、それ伝わってません。

「言ったのに通じてない」じゃなくて、
「通じるまでやらなかった」とも言えるわけです。

地味にしんどいのは、一回でもこういうことが起きると、今後の会話にも疑念が残るんですよね。

だからこそ、「言ったかどうか」より「伝わったかどうか」を大事にする仕組みが必要なんです。

何回も同じ説明するのは面倒だけど、
その面倒を避けるための“伝え方の工夫”が、
あとあとチーム全体を助けてくれます。

なぜ“聞いてません”が起きるのか?

「ちゃんと言ったのに、なんで伝わってないの?」

──そのもやもや、わりと根深い理由があります。

誰かが悪いわけじゃなく、伝え方の仕組みがザルだったり、
“伝わったかどうか”の確認をせずに流してることが原因だったりします。

① 口頭やチャットで1回言って終わってる

会議の最後にサラッと話したり、Slackでふと思いついたときに送ったメッセージ。

相手の記憶には残ってない可能性が大です。

そもそも人間、1回聞いただけじゃ覚えてません。
特に情報が多い現代では、記憶は秒で上書きされます。

自分では「確かに言った!」という記憶があっても、
相手の中では“ノーカウント”。そんなすれ違いが日常茶飯事です。

② 書いてない/見える場所にない/探せない

「どっかには書いてあるんだけどな〜」

──それ、書いてないのと同じです。

チャットで流れた話、議事録のどこかにあるはずのメモ、
個人のノートにしかない記録…。そういうのって、あとから見返せない。

見えない情報は、存在してないのと同義
本人以外が探せない情報は、チームの中では“なかったこと”になるんです。

③ 相手が理解したかを確認していない

「伝えたつもりだったんですけど…」

この“つもり”が、事故の温床。

伝えた内容が、ちゃんと理解されてるかどうか。
相手がどう受け取ったかを確認せずに、次に進んでいませんか?

たとえば、会議で方向性を共有したあとに
「じゃあ、この方針でよろしく」で終わっちゃうパターン。

でも実際は、
「方針=何をどう変えることか」っていう理解がバラバラ。
聞いてたはずなのに、やることがズレる。

具体的なHowが任せられている場合は、この方針(具体的なゴールもあり)でよろしくでも良いです。

つまり“聞いてません”は、ただの言い忘れじゃなくて
伝える仕組みがちゃんと整ってない結果なんです。

じゃあ、どうやってこのズレを防げばいいのか?
次のセクションでは、実際に効果がある3つのやり方を紹介します!

“聞いてません”を潰す3つの仕組み

伝わらない問題のほとんどは、感情や性格の問題じゃありません。
仕組みで防げることばかりなんです。

ここから紹介するのは、どのチームでもすぐに取り入れられる、
“聞いてない”を撃退する3つの仕組みです。

① 記録を残す:チャットで済まさず、残る形に

大事な話は、口頭で終わらせずに「残る場所」に 記録するのが基本。

たとえばSlackで仕様の話をしたら、あとでドキュメントやチケットにまとめる。
「これ、ちゃんと記録しておきますね」で終わらず、誰もが見られる場所に書いておく。

こうすることで、
「言った言わない」から「書いてある/読んでない」に変わります。
責任の所在がクリアになるし、後から振り返れる安心感も生まれます。

② 相手に“理解したか”を言わせる:受け取り側からの確認がゴール

伝えるだけじゃ不十分。
**相手が理解してるかを“言葉にしてもらう”**ことが超重要です。

会話吹き出し: これを行うことで、格段とすれ違いが減ります。その場は面倒ですけどね。

たとえば、MTGの最後にこういう時間を取るのがおすすめです。

  • 「じゃあ今の話、誰か1分でまとめてもらっていい?」
  • 「理解した内容を簡単にネクストアクションとして記載してください」

これ、面倒に見えてめちゃくちゃ効果あります。
口に出してもらうと、理解してるかどうかが一発でわかる。
そして、他の人にも共有される。

重要なのは、その場のまとめやネクストアクションの認識合わせの時間を打合せの時間に組み込んでおく、ということです。

驚愕な事実ですが、打合せの主催者の仕事の経験年数や年齢、性別、役職問わず、できている人は圧倒的に少ないです。

メモだけでなく、アジェンダすら用意していない人もいます。このような人は、自分で打合せや意思決定を制御してきたことがない人です。部長クラスでも全然います。

簡単なことなのに、早く終わらせたい、確認する時間でイライラしないかという不安もあるのか、やっている人は少ないですが、駆らなずやってください。これに文句言う人とは、今後仕事しなくてもよいでしょう。むしろ全員から感謝されるべき行為です。

③ 共有は“見える場所”で:全員がアクセスできることが第一

「〇〇さんには言ったけど、他の人は知らない」っていう状態、危険です。

情報は個人のポケットに入れておかず、チーム全体の棚に置くイメージで。

たとえば、

  • 議事録をNotionやBacklogにまとめて、全員が見られるようにする
  • チームの共通チャンネルで方針の変更を通知する
  • 進捗をBacklogの看板やチケットで見える化する

これだけで、「それ聞いてなかった!」が激減します。

とにかくね、ダイレクトメッセージ(DM)するな、適切じゃなくても共通の場やチャンネルを使え、DMやめろ!ですね。

この3つを回すだけで、「言ったのに伝わってない」が9割なくなると言っても過言ではありません。

言いっぱなし、伝えっぱなしのカルチャーから、“伝わるまでが伝達”の文化に変えていきましょう。

本音:1回言って伝わると思うな。確認までが伝達です

「ちゃんと伝えたつもりなんだけどなぁ…」

──その“つもり”、本当に伝わってましたか?

断言します。1回で伝わるなんて、幻想です。

人は、思ってる以上に聞いてないし、すぐ忘れます。
ましてや忙しいとき、通知がバンバン飛んでるとき。
そんな中で、サラッと1回だけ伝えたところで、届くわけがないんです。

伝え方にも“技術”がある

伝えたいことがあるなら、「何回でも」「違う手段で」「相手に合わせて」伝えるのが基本。

でも実際には、伝えるのが下手な人って、“相手に合わせてない”んです。

たとえば:

  • 社長に向けて、細かすぎる話をする
  • 現場スタッフに、抽象的な理想だけ語る
  • 専門用語や内部用語を説明なく使う

これ、相手からすると「で、結局何の話?私に関係あるの?」ってなるやつ。

結論から話してない人、多すぎ問題

よくあるのが、結論を後回しにして
「えっと、昨日のことなんですけど、まず朝9時に〇〇さんから連絡が来て…」と始めるタイプ。

いや、何が起きたの? 結論は? 私は何をすればよいの?ってなるやつです。

こうなると、聞いてる側は5秒で思考停止します。
つまり、せっかく伝えようとしても、伝わる前にシャットアウトされる。

“伝えたい”なら、相手が理解して返してくるまでが仕事

  • 相手が分かる言葉で話す
  • 相手の役割・立場を意識した情報量に調整する
  • 結論から伝える
  • 確認まで含めて1セットにする

このあたりが、“伝える力”として求められるスキル。

伝えるって、ただ言えばいいんじゃなくて、届くように言葉を調整して、返ってくるまで見ることなんです。

ここまでやって初めて「伝わった」と言える。

伝える側だけが頑張る世界、おかしくない?

ここまで「どう伝えるか?」に焦点を当ててきましたが、
ちょっと立ち止まって考えてみてほしいんです。

伝える側ばっかり頑張ってるのおかしくない?(おかしいだろ!)

いくら丁寧に話しても、

  • 受け取る気がない
  • 聞く姿勢ができてない
  • わからないのに「はい」って返す

──そんな受け手だったら、伝わるものも伝わらない。

“聞いてません”問題の裏には、受け取り側のリテラシー不足もあるんです。

よくある「受け取るのが下手な人」の特徴

  1. 話を聞きながらスマホ/PC触ってる
     → 意識が半分どっか行ってる、これは論外です。
  2. 「わからない」と言えず、曖昧にうなずく
     → 結局あとで混乱が発生。こちらから聞けば解決できる。
  3. 「伝えてくれるの待ち」のスタンス
     → 自分で情報を取りにいかない。もう、テイカー野郎です。
  4. 「自分に関係あるかどうか」を自分で判断しない
     → 結果、重要な話でもスルー。

受け手にできる改善アクション

じゃあ、受け取る側はどうすればいいのか?

  • 聞くときは“聞くモード”になる(マルチタスクはOFF)
  • わからなかったら素直に「それってどういう意味?」と確認する
  • メモを取る/聞いた内容をチャットで整理して返す
  • 自分から「今の話、●●ってことで合ってますか?」と確認する

たったこれだけで、伝達の正確さは倍増します。

「伝える側だけが悪い」じゃない。
「受け手がちゃんと聞けてなかった」パターンもめちゃくちゃ多い。

だからこそ、お互いがちょっとずつ意識すれば、“伝わらない地獄”はかなり防げるんです。

まとめ:伝達は“理解”までがワンセット

「言ったのに伝わってない」──このストレスフルな現象は、
仕組みとちょっとした意識で、かなり減らすことができます。

✔ 聞いてない問題は“伝え方”で防げる

  • 一度きりの口頭やチャットに頼らない
  • 書いて残す/見える場所で共有する
  • 理解したか確認するまでが伝達

これができていれば、“言ったのに”が自己満足で終わることはありません。

さらに、相手に合わせた情報量に調整したり、結論から話したりするなど、
伝える側にも“伝える力”というスキルが求められることも忘れてはいけません。

✔ でも、伝える側だけが頑張るのは違う

「聞いてない」問題には、受け手側の姿勢にも課題があります。

聞く気がない、分からないのに分かったふり、自分から情報を取りにいかない。

こうした“受け取る力”の低さも、伝達ミスの一因。

伝える人と、受け取る人が、お互いに歩み寄ることで、
ようやく「ちゃんと伝わる状態」が生まれます。

つまり、伝えるという行為は、投げて終わりじゃなくて、キャッチされて成立するもの。

「伝えた」だけでは終われない。
「伝わった」までをワンセットにしよう。

“聞いてませんでした”を卒業して、
ちゃんと伝わるチーム・関係性を作っていきましょう。

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