「今やるべきか?」を聞かれて、すぐに答えられない時点でもう負けてる: やらないことから決める時間の守り方

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「今やるべきか?」で迷ったら、もう時間を失ってる説

「この作業、今やるべきだったっけ……?」
そう思って手が止まった経験、きっとあると思うんです。

しかもその間にも通知はバンバン来るし、Slackもチャットもなんか動いてるし、気がつけば「あれ、もう30分経ってる!?」みたいな。(そして気づく「何も進んでないやん…」)

これは別に、あなたが仕事できないわけじゃないです。“やるべきこと”は山ほどあるけど、“今やるべきこと”がわからないだけ。

これは判断が遅いとか集中力の問題じゃなく、「やらないことを決めてない」ことが原因なんです。

「いや、やることリストは作ってますけど…?」って人ほどハマりがち。ToDoリストの裏にある、“Not To Doリスト”をちゃんと持ってるかどうかで、判断スピードは劇的に変わるんです。

「やらない判断が許されない」職場の対処法

……“今やるべきこと”に迷わない人には、実は明確な判断軸がある。

……なんて話をこれからしていくんですけど、はい、わかります。
いやいや、そんな判断させてくれない職場なんだが?」って思った方もいるはず。

そういう声にもちゃんと応えたいので、
「やらない判断が許されない職場」の対処法は別記事でまとめてます👇

👉 “やらないこと”が許されない職場で、どう判断を守るか?

「あるあるすぎて泣ける…」って人は、ぜひそっちからどうぞ。

「今じゃない」と言える人は、ちゃんと“線”を引いてる

判断が速い人って、何か特別なスキルがあるわけじゃないんですよ。彼らはただ、タスクを見たときに「これは今やらない」って即座に判断できる“線引き”を持ってるだけ。この線引きがあるだけで、タスクの山に向き合ったときのストレスが全然違うんです。「全部やらなきゃ…」じゃなくて、「これは今やらないリストに入れてOK」って、自信持って分けられる。

たとえば──

  • 毎週の定例会議だけど、正直もう価値を感じてない
  • 3日後の締切なのに、なぜか今日資料を作り始めようとしてる
  • 優先順位が低いのに、気になってチェックしちゃうタスク

こういう「今やらなくていいこと」に手を出す前に、サッと「今じゃない」の箱に入れられるかどうか。このスイッチの早さが、判断スピードの正体なんです。

判断が遅れると、結局作業がズルズル後ろに倒れて「遅い」って言われがち。でも、それって仕事が遅いんじゃなくて、“判断が遅い”のが原因かもしれません。

そしてポイントは、「優先順位つければOK」じゃなくて、“やらないこと”のリスト化までしてる人が強いってこと。ToDoリストは誰でも作るけど、“Not To Do”リストを持ってる人はめちゃ少数派。でも、これが実は最強の武器だったりします。

“やること”より、“やらないこと”の方が先に決まってる

「やるべきことが多すぎて、どれから手をつけたらいいか分からない…」そんな時に必要なのは、やることを洗い出すことじゃないんです。

まずやるべきは、「やらないこと」を決めること。

判断基準を言葉にしておく

「これは今やるべきか?」って迷うのは、判断するための“軸”がないから。たとえば、こんな基準をあらかじめ決めておくと超ラクになります。

  • 緊急×重要か?(超定番だけど、やっぱ強い)
  • 売上に直結する?
  • 自分にしかできない?
  • 5分以内で終わる?
  • 期限が今日?

この判断基準を自分なりに言語化しておくだけで、タスクを前に固まる時間が一気に減ります。

“やらないことリスト”を持っておく

意外と手を出してしまう「やらなくてもいいこと」、リスト化しておきましょう。
たとえばこんな感じで書き出しておくだけで驚くほど判断が早くなります。

  • 成果が薄いのに時間だけ食う作業(※Excel職人系)
  • 惰性でやってる定例業務(※誰も必要としてないのに残ってるやつ)
  • 内容を精査してないメール返信(※「とりあえず返信」は卒業)

「やらないこと」も書き出して見せる

Backlogには、タスクの状態を独自で追加したり、マイルストーンを設定して、「今はやらないタスク」を色付けしておくことができます。「今やらないこと」の状態に「やらないタスク」を置いたり、マイルストーンでは「次以降のフェーズ」を設定し、それに「今やらないタスク」を紐づけておけます。このように想定しているタスクを洗い出しておけば、やる、やらないの色付けをすることで、「客観的にやらないことを見せる」ことができるんです。

Backlogで「やらないこと」を見える化する方法

判断できない原因=タスクがデカすぎる説

「今やるべきかどうか、よく分からない…」ってとき、そのタスク、実は大きすぎませんか?

例えば「提案書をつくる」って書いてあると、重そうだし、全体像も見えにくい。でも「A社向け資料を10枚作る」とか、「構成案だけ作る」に分けると、“今やるべきか”の判断がしやすくなる。

タスクを“判断できるサイズ”に割る。これ、大事。タスクを小さく分解することで、優先順位も整理しやすくなります。「やることが多すぎて詰んでる…」という人は、GTDみたいな整理法と組み合わせるのも効果的。

判断軸と言葉、やらないことのリスト、そしてタスクを分解する習慣。これがあるだけで、「今やるべきか?」に迷わず、すぐ行動できる状態がつくれます。

“即判断できる人”のタスクは、そもそも迷わない構造をしている

判断が早い人って、「仕事できる人」っていうより、“迷わない仕組み”を持ってる人なんですよ。その仕組み、実はすごくシンプル。魔法みたいなことはしてません。

タスクは「判断待ち」じゃなくて「行動ベース」

たとえば、ToDoリストにこう書いてません?

  • ✅ 提案書を作る
  • ✅ 企画を考える
  • ✅ 会議の準備する

これ、ぜんぶ“判断が必要な曖昧タスク”です。今やるべきか、まだ手をつけなくていいか、判断がブレやすい。だけど、即判断できる人のリストはこうです。

  • 「A社向け提案資料、10ページ分の構成を作る」
  • 「Bプランのアイデアを3つ、15分で書き出す」
  • 「明日の会議用のスライド3枚を選ぶ」

“何を、どれくらい、いつまでに”が明確。だから、タスクを見た瞬間に「今やるかどうか」が判断しやすいんです。

優先度タグで「今やる/後でやる」をルール化してる

もうひとつの工夫が、優先度タグのルール化。

たとえば、

  • ★3 → 今すぐやる
  • ★2 → 今日中にやる
  • ★1 → 明日以降でもOK

こんな風にタグづけしておくと、「今このタスク、やるべき?」で迷わない。ルールで“迷い”を減らしてるんですね。タグを使ってる人は「迷いたくない人」なんです。そして、迷う時間を浮かせて“考えるべき仕事”に脳みそを使ってる。

優先度タグをつけておけば、やるべきことを終わらせるスピードも上がる。「もう今日の仕事、全部終わってる」って言える日がマジで増える。

こういう工夫は、小さなテクニックに見えるかもしれないけど、積み重なるととんでもない判断スピードになります。この積み重ねが、意識的ではなく、反射でできるまでの習慣にするともう最強です。

迷わず動ける人は、「考える前に決めている」

「今これやるべきか?」と、毎回脳内会議を開いていたら、そりゃあ脳も疲れます。そもそも時間も足りません。でも、迷わない人って、考える前からもう答えが出てるんです。なぜか?それは、「自分なりの判断基準」と、「やらないことのリスト」がもう手元にあるから。

  • タスクを見る
  • 判断基準でふるいにかける
  • “やらない”リストに入るものは即スルー
  • “やる”タスクは、分解されててすぐ手を動かせる形
  • 優先度タグがついてて、手を出す順番も明確

これ、もはや思考の自動化ですね。でも仕組み化してるだけなので誰でもマネできます。

タスク管理は、「やることを管理する」だけじゃなくて、「やらないことを見極める力」でもあります。

その見極め力を鍛えることで、時間は奪われず、自分で守れるようになる。「やらないことの判断軸」があると、仕事の仕組み化も進みます。チーム全体が“自分だけの判断”に頼らず、共通の基準で動けるようになると、属人化も防げるんです。

判断が速い人って、ただの時短術の達人じゃないんです。“迷いゼロ”で動ける仕組みを整えた、思考整理のプロ。

そしてその第一歩は──

「やらないこと、先に決めよう、そのための判断軸を持とう!」という話でした。

ポイント

本記事では「やるやらない判断軸とやらないリスト」の話にフォーカスしましたが、
そもそもそういう判断を“させてくれない職場”だったら?

「全部やれ」とだけ言って、計画も優先度も何もない――
そんなカオスな環境で、“やらない判断”をどう守るか。

実は、それにもやれることはあります。
解決は一発じゃ無理でも、少しずつ自分の判断を守る術はある。

そんなときの対処法を、こっちにまとめてあります👇

“やらないこと”が許されない職場で、どう判断を守るか?

現場のリアルに寄せた話なので、「今これだわ…」って人に届けたいです。

やらないタスクを見える化する方法こちら

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